2026年6月20日 ・参加者インタビュー

想像できないものを、確かめに行く旅。はじめてのバックパッカー参加者インタビュー

協会では、旅の楽しみ方そのものを学び、はじめの一歩を踏み出すための海外プログラムを実施しています。自分たちが日本の代表として海外に立つこと、受け入れる側が何を喜ぶのかを考えながら、旅を通して人と深く関わっていく。今回は、人生で初めてバックパッカーの旅に飛び込んだ参加者に、参加してみての気持ちを聞きました。

参加を決めたきっかけ

この旅に参加したきっかけを教えてください

協会のメンバーとの出会いがきっかけです。この旅を紹介してもらって、参加を決めました。人生で初めてのバックパッカーの旅でした。

申し込んでから参加するまでは、どんな気持ちでしたか

開催の1か月前に参加が決まって、人生で初めてバックパッカーで旅をすることになりました。周りの大人は信じられないほど心配していて、「無事に帰ってきてね」と言われたほどです。でも私はなぜか全く不安がなくて、ワクワクしかありませんでした。性格を一言でいうと、人間が大好きなんです。だから新しいメンバーで一緒に旅をすることに、ワクワクが止まりませんでした。

初対面の人と旅することにも、ワクワクしていたんですね

それが一番ワクワクしていました。知らない人と知らない土地に行くということが最高すぎて、心配事はゼロでした。

はじめての土地で感じたこと

旅先の印象はどうでしたか

すごく自分に合う場所だと思いました。初めて陸路で国境を越えてその土地に足を踏み入れた時に、「あ、これを求めていたんだ」と思いました。

どんなところでそう感じたのですか

「何もない」ところですね。これから何が待っているんだろう、どんな景色が見られるんだろう。そんなワクワクがとにかくすごかったです。バックパッカーはもっと不便で、重い荷物を背負って自分の力だけで歩くようなものだと想像していましたが、思ったよりそんなことはありませんでした。旅が不便かどうかは、自分の行動しだいなんだと気づきました。

というと

街歩きの間に荷物を預かってもらえる宿を探したり、自分から現地の人に道を聞いたり。自分の工夫しだいで、旅は便利にできると感じました。行く前は現地の人に親切にしてもらえないイメージを勝手に持っていましたが、実際は全然そんなことはなくて、本当に自分しだいなんだと思いました。

心に残っている出来事

印象に残っていることはありますか

滞在中に、みんなで山登りをする日がありました。私はその日の朝に体調を崩してしまい、ふもとで1時間以上みんなを待っていました。気分が落ち込んでいたのですが、帰ってきたメンバーがみんな笑顔で、一人ひとり「景色が最高だったよ」「こんな昆虫がいたよ」と思い出を話してくれたんです。集合写真も見せてくれて、自分も一緒に登ったような気持ちになりました。行けなかったのに、すごく楽しくて。「集合写真に加工で入れようか」なんて言ってくれて、メンバーの一員として大切にしてもらえたことが、本当に嬉しかったです。

トラブルもあったそうですね

最終日に貸切で予約していた宿が、着いてみると営業しておらず空き家だったんです。でもそこで誰もパニックにならず、「近くの宿を歩いて探そう」と全員がすっと切り替えました。スマホを使わずに、それぞれが自信満々に新しい宿を見つけてきたんです。旅の初日に「スマホを使わずに宿を取る」ことに挑戦していて、最初はあたふたしていたのに、何度か挑戦するうちにみんなのスキルが上がっていました。最後には誰も臆することなく宿を取れるようになっていて、感動しました。

「旅」と「旅行」の違い

あなたが思う「旅」と「旅行」の違いは何ですか

旅行は、現地の人と話す機会がほとんどないと思います。行きたいところがあってプランを組んで、親しい人と一緒に楽しむ感覚です。一方で旅は、初めて会う人と一緒に進んでいけるもの。同じ宿に泊まった人、同じ列車に乗った人と出会って、その人とまた旅をする。その奇跡的な出会いに運命を感じられるのが旅だと思います。自分が想像していたものを経験できるのが旅行で、想像していなかったことを経験できるのが旅。そう思います。

この旅の魅力

この旅の魅力はどんなところだと思いますか

自分の運命を変えられるところです。「ちょっと無理かも」と思っていることに、チャレンジするきっかけをくれます。私は怖いものや一人が苦手で、虫も苦手な潔癖症だったのですが、汚れた場所にも座れるようになって、鞄も地面に置けるようになって、虫も触れるようになりました。もし一人だったら、高いところから水に飛び込むなんて絶対にしていません。メンバーと一緒に行動するから、難しいと思っていたことを全部クリアしていけるんです。今ではまた一人旅をしたいと思っていますし、以前なら避けていた空港泊も、次はあえてやってみたいと思えるようになりました。

参加を迷っている人へ

参加を迷っている人に伝えたいことはありますか

「迷ったらやった方がいい」としか言いようがないです。自分にできないことが、できるようになる旅だと思っています。今思い描いている未来を少しでも変えたい人に、おすすめです。私は、想像できないものがこの世界にあるのが嫌でした。この国の人はどんな生活をしているのか、普段どんなものを食べて、どんな顔で暮らしているのか。それが想像できないなら、実際に行って確かめてほしい。わからないことを、わからないままにするのはもったいないですから。

旅の楽しみ方を学び、はじめの一歩を踏み出す。その先で、想像もしなかった世界と出会う。協会はこれからも、こうした旅の機会を届けていきます。

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